ナゼお昼をしっかり食べても大丈夫なのか?
前回の記事では、「痩せる為には、お昼を多めに食べてね」という話をしました。
今回は、お昼を多めに食べても大丈な理由を、もう少し科学的にお伝えしていきます。
ナゼお昼をしっかり食べても大丈夫?
前回の記事でお伝えしたのは、「夕食を減らす為」に、昼食をしっかり食べておくことが必要ということをお伝えしました。
ですが、「やっぱりダイエット中にしっかり食べるのは気がひける」と考える人も多いと思います。
そこで今回は、お昼をしっかり食べても良い理由を、もう少し詳しくお伝えしていきます。
さて、かなり以前から「人間の体のメカニズム」については、多くの研究者や科学者が繰り返し研究を重ねてきました。
とりわけ、食べたものが口から入って排泄されるまでの「人間本来の消化・吸収、排泄のリズム」については、「スウェーデンの科学者アール・ウェアーランド」や「アメリカの健康科学カレッジのT.C.フライ氏、はたまた体内時計に関する著書を著した心理学者ゲイ・ガンアー・ルースなど、無数の研究者や科学者によって研究をされてきたわけです。
そして、これらの研究によって明らかになった事実があります。それは・・・
「人間の食べ物の処理能力は、毎日決まって起る3つのサイクルが効率よく機能しているかどうかにかかっている」
・・・ということです。
ちょっと大切なところなので、大事な単語を抜粋しますね。 ・食べ物の処理能力 ・3つのサイクル ・効率よく機能しているかどうか
いつ食べても同じだと思いますか?
まずは「食べ物の処理能力」についてですが、こういう時は極端な例で話すと分かりやすいです。
まずは「同じ食べ物」を「同じ量」食べるとします。
そしてそのタイミングを、「朝一番」に食べる場合と、「お昼」に食べる場合、「寝る前」に食べる場合で比べてみます。
この場合、どれも同じく「消化」「吸収」「排泄」をしてくれると思いますか?
人間は機械ではありません。
ですから、いつでも同じように体の能力が発揮されるわけではありません。
当然、「朝一番」と「寝る前」に食事をすると、その後の「消化」「吸収」「排泄」に影響を及ぼします。
そしてこの「消化」「吸収」「排泄」が、
それぞれ効率よく機能する時間帯というのがあります・・・。
それが次に重要な「3つのサイクル」です。
毎日起こっている3つのサイクル
3つのサイクルというのは、
〇摂取のサイクル ( 12時 ~ 20 時 )
⇒食べ物を取り入れて消化する機能がもっとも効率よく促進される
〇吸収のサイクル ( 20 時 ~ 4 時 )
⇒食べた物の “ 栄養を吸収して利用する機能 ” がもっとも効率よく促進される
〇排泄のサイクル ( 4 時 ~ 12時 )
⇒毒素 ( つまり老廃物と食物のカス ) を排泄する機能がもっとも効率よく促進される
この3つのリズムのことを「サーカディアンリズム」といいます。
※名前は覚えなくてもOKです
この「サーカディアンリズム」は、「リアル・ダイエット」の基礎となる考え方ですが、今回注目してほしいのは、「摂取のサイクル ( 12時 ~ 20 時 )」の部分です。
食べた物を効率よく「消化」する時間帯とは?
人間の体は、機械ではないので、はっきりとオンとオフがあるわけではありません。
ですから、12時 ~ 20 時 以外の時間帯でも、口から食べ物が入ってくれば、胃は食べ物を消化して、腸は栄養の吸収をしてくれます。
ですがとりわけ、この時間帯なら「食べ物を消化する機能がもっとも効率よく促進される」というのが12時 ~ 20 時 なわけです。
つまり、この時間帯に食べたものは、他の時間帯に食べた時よりも、より消化がうまくいくというわけですね。
ですからもしあなたが、「ダイエット中でもお腹いっぱい食べたい!」とか、「ストレスが溜まってドカ食いしたい!!」と思ったら、この時間帯に食べるようにしてください。
そうすれば、ダイエットに与える影響は、最小限で済ますことができます。