自分らしさに縛られるな!

 
なりたい自分になる方法
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ダイエットと心理学の専門家。2005年より人体の仕組みと心理学を融合したまったく新しいダイエット法を考案。現在までに、3000人以上のダイエット希望者を指導、目標体重・目標体型へと導く。

前回は、「自分が苦しくなる自分らしさ」はストレスになり、ダイエットに悪影響を及ぼすといぅ話をしました。
今回は、誤った「自分らしさ」がダイエット継続の妨げになるという話です。

あなたを縛る言葉

ダイエットをする上で、あなたを縛り付けている、ある言葉があります。
それが今回メインテーマである「自分らしさ」という言葉です。

初めから言い切ってしまいますが、あなたをはじめ多くの人が、自分の言動が「自分らしいかどうか」をいつも気にしています。
ただ、その「自分らしいかどうか」を気にするあまり、
いつまでも変わる事ができません。

ナゼ「自分らしさ」に縛られると良くないのでしょうか?
それは、「自分らしさ」にこだわると、いつまで経っても「過去の自分」から変わることができなくなるからです。

いいですか?
ダイエットに成功するというのは、「今までの自分ではなくなる」ということです。
少なくとも、今まで何度かダイエットに失敗したことがあるのなら、その時の自分とは違う自分にならなければ、また同じ失敗を繰り返すだけです。

ですが、痩せられない人の多くは、自分のことを否定的に考えていることが、とても多いです。
そして、それを「自分らしい」と思い込んでいるのです。

「否定的」と書いても分かりにくいと思うので、例を挙げると・・・

・「ダイエットをして最初はうまくいくけど、結局途中で挫折しちゃうのが自分」

・「我慢できなくて食べちゃうのが自分」

・「やりはじめたはいいけど、段々やらなくなっちゃうのが自分」

・「決めたことをできないのが自分」

・「決めたのに、次の瞬間に楽な方にいっちゃうのが自分」

などなど、そういったうまくいかないことに関して、「自分はこんなもの」と、自分で自分の枠を作ってしまうのです。

このような枠があると、片方では「痩せたい」と思い、もう片方では「またどうせうまくいかない」「それが自分」と思い込んでいます。

これでは、自転車に乗って、ペダルを思い切り漕ぎながら、手はブレーキを握り締めているようなもので、進みたくても全然進みません。

 

前に進みたいなら、まずはブレーキを離して、それからペダルを漕がなくてはなりません。
その為には、あなたのの足を引っ張る「自分らしさ」は、どうやって生まれたのか?を見ていきましょう。

 

自分らしさの正体

自分らしさ」というは、「自分自分像」からり立っています。
そして「自分自分像」というのは、「幼い頃に言われた両親から言葉」や、「小学校や10代経験」に影響を受けています。

たとえば幼い頃ご両親から、「○○ちゃんなら、できるわよ」と言われて育ったか?
あるいは「あぶないから止めなさい」と言われて育ったかで、おのずと「自分の中の自分像」も変わっていきます。

また、小中高の学校担任先生から、好かれていたか、そうじゃなかったか?
もしくは、友達グループ中で自分ポジションやキャラはどんなだったか?

当時は無意識に緒にいただけだと思いますが、人集団というは、それぞれ役割というもがあります。
その中で、「自分らしさ」や「自分像」というのが、無意識に形成されていくものなんですね。

 

まあ、ちょっと回りくどい言い方をしました。
何が言いたいのかというと、「自分らしさ」というのは、生まれつきでないということです。

そして、生まれつきでないならば、それは後天的に変えることができます。
つまり、何か新たな影響を受けることで、再び変えることができる。

よく「三つ子魂百まで」と言いいます。
ですがそれは「変えようとしないからずっと同じ自分」でいるだけです。

大人になってから自分の雰囲気や性格を変えた人は、実際に大勢います。
ですから、もしあなたが今までダイエットをはじめ、自分に納得がいっていないのであれば、今まで自分の足を引っ張っていた「自分しさ」と決別してみてください。

 

「らしさ」を捨てて「なりたい自分」へ

さて、「自分らしさ」という言葉ある一方で、「なりたい自分」という言葉があります。
このブログを読むあなたにも、「理想とする自分」や、「もっとこんな自分だったらいいのな」という願望があると思います。

「なりたい自分」は、一見「自分らしさ」に似ているように思います。
ですが「自分らしさ」は、先ほどお伝えしたように、「両親からの言葉」や「幼い頃から10代の時期に周りから受けた影響」の結果です。

ですが、「なりたい自分」というのは、自分発信の「理想とする自分像」です。

どちらを大切にすべきかというと、もちろん「なりたい自分」ですよね?

ですがそのことに気付かず、「自分らしくないから」とか「私っぽくない」からという理由で、「なりたい自分」を真っ直ぐに目指そうとしない人がとても多いように思います。

 

これは一つのたとえなのですが、ノミは通常2mの高さまでジャンプできるそうです。
ですがそのノミに、高さ50cmほどの透明の箱を被せると、ノミは飛ぶたびに天井にぶつかるので、やがて50cm以上飛ぼうとしなくなります。

そして、それは透明の箱をどかしても同じで、箱の外に出しても50cm以上以上飛ぼうとしません

 

また、サーカスの象は、その脚を、杭から伸びたチェーンに、常につながれています。
最初のうちは、チェーンを引っ張って逃げようとしますが、そのうちにあきらめてしまいます。

すると、たとえチェーンを脚から外されても、杭の周りから離れようとしません

 

この2つの話は、いわば「透明の箱」や「チェーン」が、「自分らしさ」「自分の中の自分像」を表しています。
これまでの経験や周りからの影響によって、自分の限界を自分で決めてしまっているのです。

ですが本来は、もっと高く飛べるし、もっと自由に動けるはず。
もちろんその為には、やらなければならないことがありますが、その前に
まずは「箱をどかすこと」や「チェーンを外すこと」をしなければなりません。

 

自分を解放せよ!

さて、あなたの「なりたい自分」は、どんな自分ですか?
あなたが「理想とする自分」を、この機会にぜひ想像してみてください。

際に注意点が3つあります。

それは、自分らしいかどうか」は一切気にしなくてOKということ

それから、ダイエット関連じゃなくてもいいですよということ。
更にいうと、「現在の置かれた状況」や友達や同僚内での「自分のポジション」や「キャラ」なども一切無視してOKです。


自分らしさ」という言葉で、自分限界を作らずに、ぜひ「なりたい自分」「理想とする自分像」を、想像してみてください。

そして、「高く飛んでも天井にはぶつからない」し、「あなたを縛るものは実は何もない」ということに、早く気づいてください。

 

自分らしさに縛られずに、なりたい自分になりましょう!

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