自分らしさに縛られるな!
前回は、「自分が苦しくなる自分らしさ」はストレスになり、ダイエットに悪影響を及ぼすといぅ話をしました。
今回は、誤った「自分らしさ」がダイエット継続の妨げになるという話です。
あなたを縛る言葉
ダイエットをする上で、あなたを縛り付けている、ある言葉があります。
それが今回メインテーマである「自分らしさ」という言葉です。
初めから言い切ってしまいますが、あなたをはじめ多くの人が、自分の言動が「自分らしいかどうか」をいつも気にしています。
ただ、その「自分らしいかどうか」を気にするあまり、いつまでも変わる事ができません。
ナゼ「自分らしさ」に縛られると良くないのでしょうか?
それは、「自分らしさ」にこだわると、いつまで経っても「過去の自分」から変わることができなくなるからです。
いいですか?
ダイエットに成功するというのは、「今までの自分ではなくなる」ということです。
少なくとも、今まで何度かダイエットに失敗したことがあるのなら、その時の自分とは違う自分にならなければ、また同じ失敗を繰り返すだけです。
ですが、痩せられない人の多くは、自分のことを否定的に考えていることが、とても多いです。
そして、それを「自分らしい」と思い込んでいるのです。
「否定的」と書いても分かりにくいと思うので、例を挙げると・・・
・「我慢できなくて食べちゃうのが自分」
・「やりはじめたはいいけど、段々やらなくなっちゃうのが自分」
・「決めたことをできないのが自分」
・「決めたのに、次の瞬間に楽な方にいっちゃうのが自分」
などなど、そういったうまくいかないことに関して、「自分はこんなもの」と、自分で自分の枠を作ってしまうのです。
このような枠があると、片方では「痩せたい」と思い、もう片方では「またどうせうまくいかない」「それが自分」と思い込んでいます。
これでは、自転車に乗って、ペダルを思い切り漕ぎながら、手はブレーキを握り締めているようなもので、進みたくても全然進みません。
前に進みたいなら、まずはブレーキを離して、それからペダルを漕がなくてはなりません。
その為には、あなたのの足を引っ張る「自分らしさ」は、どうやって生まれたのか?を見ていきましょう。
自分らしさの正体
「自分らしさ」というのは、「自分の中の自分像」から成り立っています。
そして「自分の中の自分像」というのは、「幼い頃に言われた両親からの言葉」や、「小学校や1
たとえば幼い頃ご両親から、「○○ちゃんなら、できるわよ」と言われて
あるいは「あぶないから止めなさい」と言われて育った
また、小中高の学校の担任の先生から、好かれていたか、そうじゃなかったか?
もしくは、友達グループの中での自分のポジションやキャラはどんなだったのか?
当時は無意識に一緒にいただけだと思いますが、人の集団というの
その中で、「自分らしさ」や「自分像」というのが、無意識に形成されていくものなんですね。
まあ、ちょっと回りくどい言い方をしました。
何が言いたいのかというと、「自分らしさ」というのは、生まれつきのものでないとい
そして、生まれつきのものでないならば、それは後天的に変えることができます。
つまり、何か新た
よく「三つ子の魂百まで」と言いいます。
ですがそれは「変えようとしないか
大人になってから自分の雰囲気や性
ですから、もしあなたが今までダイエットをはじめ、自分に納得がいっていないのであれば、今まで自分の足を引っ張っていた「自分ら
「らしさ」を捨てて「なりたい自分」へ
さて、「自分らしさ」という言葉ある一方で、「なりたい自分」という言葉があります。
このブログを読むあなたにも、「理想とする自分」や、「もっとこんな自分だったらいいのな」という願望があると思います。
「なりたい自分」は、一見「自分らしさ」に似ているように思います。
ですが「自分らしさ」は、先ほどお伝えしたように、「両親からの言葉」や「幼い頃から10代の時期に周りから受けた影響」の結果です。
ですが、「なりたい自分」というのは、自分発信の「理想とする自分像」です。
どちらを大切にすべきかというと、もちろん「なりたい自分」ですよね?
ですがそのことに気付かず、「自分らしくないから」とか「私っぽくない」からという理由で、「なりたい自分」を真っ直ぐに目指そうとしない人がとても多いように思います。
これは一つのたとえなのですが、ノミは通常2mの高さまでジャンプできるそうです。
ですがそのノミに、高さ50cmほどの透明の箱を被せると、ノミは飛ぶたびに天井にぶつかるので、やがて50cm以上飛ぼうとしなくなります。
そして、それは透明の箱をどかしても同じで、箱の外に出しても50cm以上以上飛ぼうとしません。
また、サーカスの象は、その脚を、杭から伸びたチェーンに、常につながれています。
最初のうちは、チェーンを引っ張って逃げようとしますが、そのうちにあきらめてしまいます。
すると、たとえチェーンを脚から外されても、杭の周りから離れようとしません。
この2つの話は、いわば「透明の箱」や「チェーン」が、「自分らしさ」「自分の中の自分像」を表しています。
これまでの経験や周りからの影響によって、自分の限界を自分で決めてしまっているのです。
ですが本来は、もっと高く飛べるし、もっと自由に動けるはず。
もちろんその為には、やらなければならないことがありますが、その前にまずは「箱をどかすこと」や「チェーンを外すこと」をしなければなりません。
自分を解放せよ!
さて、あなたの「なりたい自分」は、ど
あなたが「理想とする自分像」を、この機会にぜひ想像してみてください。
その際に注意点が3つあります。
それは、「自分らしいかどうか」は一切気にしなくてOKということ。
それから、ダイエット関連じゃなくてもいいですよということ。
更にいうと、「現在の置かれた状況」や友達や同僚内での「自分のポジション」や「キャラ」なども一切無視してOKです。
「自分らしさ」という言葉で、自分の限界を作らずに、ぜひ「なり
そして、「高く飛んでも天井にはぶつからない」し、「あなたを縛るものは実は何もない」ということに、早く気づいてください。
自分らしさに縛られずに、なりたい自分になりましょう!