「体温が低い人」は痩せにくい?
今回は、低体温だと何をしても痩せにくいよというお話です。
そもそも・・・
「なにをしても痩せません」
そんな相談が、私の元には多く寄せられます。
この時、一番さいしょにお聞きすることがあります。
それは、「睡眠時間」と「平均体温(平熱)」です。
そもそも論として、「睡眠時間が少ない人」と「体温が低い人」は痩せにくいです。
ですからもしあなたの平熱が36度5分未満であれば、ぜひ今回の記事を読んでみてください。
『なぜ今までダイエットがうまくいかなかったのか?』
そして、『じゃあどうすればいいのか?』が分かります。
36度5分未満は正常じゃない!?
さて、まずは体温が低いとなぜ痩せにくいのか?という疑問にお答えしたいと思います。
これは簡単にいうと、人間の体が一番活発に活動できるのが36度5分~37度の間だからです。
つまり36度5分よりも下がれば下がるほど、体の活発さが弱まっていきます。
ただこう聞くと、「べつに活発に活動できなくても、普通に生活できればいいよ」と思ってしまうかもしれません。
では、これならどうでしょう?
上の2行において、「活発」という言葉を「正常」という言葉に置き換えてみましょう。
これは簡単にいうと、人間の体が一番正常に活動できるのが36度5分~37度の間だからです。
つまり36度5分よりも下がれば下がるほど、体の正常さが弱まっていきます。
いかがでしょうか?
活発じゃないと聞いても、「あ、そう」と思うかもしれません。
ですが「正常じゃない」と聞くと、「え、そうなの?」と少し焦りませんか?
みんなが誤解していること
そして、じゃあ何が正常じゃないのか?というと・・・
ダイエット関連でいうと、主に「消化器官」ですね。
「その他の器官」や「血流」、それから「筋肉」も体温による影響を受けますが、今回は「消化器官」に絞ってお伝えします。
さて、「消化器官」が正常じゃないとどうなるでしょう?
これにお答えする前に・・・
まずは多くの人が誤解していることからお伝えしたいと思います。
多くの人が誤解していることというのは、ダイエットをする時に・・・
「何を食べるか?」
「どの位食べるか?」
・・・ばかりを気にしているということです。
※「運動」については別に考えた場合です
あなたも、実際にダイエットをする時、食事に関しては「何をどのくらい食べるか」ばかりを気にしていませんか?
「でもダイエットに成功したいなら、「何を食べるか」と「量をどれだけ食べるか?」は大切でしょ?」
はい、たしかに大切です。
たしかに大切ですが、同じくらい大切なことがあります。
それは、食べた物を受け入れる側である「消化器官の体調」です。
例えば「同じもの」を「同じ量」食べても、はたしていつでも同じ結果になるのでしょうか?
病気の時と健康な時
こういう時は極端な例で話すと分かりやすいです。
体が正常じゃない時の分かりやすい例でいうと、病気に掛かっている時ですね。
では、「健康な時」と「病気の時」にそれぞれ食事をしたとしましょう。
健康な時に食べた物は、
胃で消化をされて、
小腸で必要な栄養が吸収されて、
大腸で水分が吸収されます。
そして、栄養分として吸収できなかった食べカスが便や尿として排泄されていきます。
さて、それでは病気の時はどうなるでしょう?
病気なので、胃も小腸も大腸も、当然本調子ではありません。
食べた物が、
胃でうまく消化されず、
消化されない塊のまま小腸にいく。
そして小腸の調子も悪いから、更にうまく栄養が吸収できない。
大腸もいつもの調子じゃないから水分を吸収できなかったり、吸収し過ぎてしまったりしてしまいます。
つまり何が言いたいかというと、仮に「同じもの」を「同じ量」食べたとします。
ですが、受け入れる側の消化器官の状態によって、大きな違いが生まれるということです。
「でも食べたものがうまく吸収されないなら、そのまま排泄されて、体の外に出ちゃうんじゃないの?」
そう思いたい気持ちは分かります。
たしかにそうなれば、どんなにいいでしょう。
ですが、現実はそんなに甘くありません。
うまく消化吸収されなかった食べ物は脂肪になってしまう!?
完全に解明されているわけではありません。
ですが一説では、食べた物がうまく消化吸収されなかった場合、脂肪として体内に溜めこまれやすくなると言われています。
そして私は、この説は正しいと感じています。
これまで多くのダイエット相談を受けてきた経験上、平熱の低い人は太りやすく痩せにくいです。
つまり平熱が低いと、何を食べても脂肪として吸収されてしまう確率が高まるということです。
これって痩せようと思ったら、かなり不利だと思いませんか?
例えるなら、「重りを背負いながらマラソン」してるようなものです。
ですから、たしかに食べるものと食べる量にこだわることも大事です。
ですが、消化器官を正常な状態に保っておくこと。
その為に、あなたの体温を上げることも同じくらい大切だということをぜひ覚えておいてください。
そして、じゃあどうすれば体温が上がるのか?については、次の記事で書きたいと思います。